公務員(凡人)が30代後半でセミリタイアしてみた

仕事に心を折られた猫好き公務員が、何とか貯めた4,000万円を元手にセミリタイアを開始してみたブログ

FIRE否定派への反論(その2)

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 目次

 以前、死生観をメインに、FIREを肯定する意見を述べさせていただきました。今回は第二弾として、節約や、労働への価値観について、意見を述べたいと思います。

firekun.hatenablog.com

 

修行僧のような生活の何が悪い

 主観的には、全く修行僧のような生活を送っているとは思っていませんが、FIRE批判の一つに、「なんでそんなに支出を切り詰める生活を自分に強いているのか。そんなに大変な生活をしなければ実現できないFIREに何の価値があるのか。」といったものがあります。

 

 人により千差万別ですが、若年でFIREを目指す人々の資産形成のスタイルは、ある程度以下のような類型に落とし込めると思います。

  • 最低限の生活費以外は投資(貯蓄)に全振り。(月5~8万円程度生活)
  • 多少の無駄遣いはするが、車や海外旅行など、高額な支出につながるものは意図的に省いて、可能な限り投資(貯蓄)。
  • 固定費の削減などを通じ、毎月定額の投資(貯蓄)を前提に家計を管理することで、無理せず計画的に資産を形成。
  • 株や事業で一発当てる。
  • 相続や宝くじで棚ぼた資産入手。

 

 上記の観点での批判を受けやすいのは、最初の二つが主になるかと思います。(最後の二つは別の観点で批判と羨望を浴びそうですが。)

 

 しかしまず、切り詰めた生活が苦痛かどうかは人によります。私も平時は(税関係を除き)8万円程度の支出で済ませ、残りはほぼ投資していますが、特に苦痛と思ったことはありません。

 そして、仮に苦痛だと感じていたとしても、現在進行形でそれを上回る苦痛を受けている労働から、将来確実に逃れられるならば、十分に耐えるに値すると考えられます。

 

 また、批判の一つに、節約の結果、成長などのために必要な経験を積むことができない可能性があるというものもあるかと思います。確かに、節約してては経験できない初めての体験を通じ、新たな知見を得るなどし、成長や、ビジネスの創出等につながる可能性は否定できないと思います。

 ただ、これもあくまでも可能性に過ぎず、その成果についても、成長などあやふやなものを天秤に乗せられており、説得力に欠けると感じます。「それってあなたの感想ですよね。」で論破したくなるレベルです。

 

そんなに仕事がつまらないのか

 つまらないです。もはや刑罰です。以上。

 

 これだけだとあっさりし過ぎているので補足しますと、「仕事ってそんなにつまらないものじゃないから、無理して早く辞める必要はない。」という意見を言えるのは、自分で事業を起こせたり、どんな職場でも受け入れてもらえる自信がある能力に優れた方か、運良くこれまで耐えられる範囲での苦痛しか感じずに済んだ方だけだと考えています。

 

 前者については、平凡かそれ以下の自分には困難ですし、後者については、数年前までの自分でもあります。

 以前は、会社内の時季外れの異動に際し、「なぜ病休なんてするんだろう。」「なぜわざわざ定年前に退職するんだろう。」といった具合で、仕事が続けられない人々を、純粋に疑問視していました。

 例えると、自分が耐えがたい職場に異動になるまでは、「労働は耐えがたい苦痛」と感じるスイッチが一度も押されておらず、その存在にも気づいていませんでしたが、一度意識すると、もはや後戻りできなくなる感覚です。

 

まとめ

 結局のところ、何を辛いと思い、楽しいと思うのか、人の感情は誰にも分からず、更に言えば、将来の自分の感情すらも予測することはできない訳です。

 確かにセミリタイアをすることで、将来後悔する可能性を否定はしませんが、確実に苦痛から解放される現在の方が大事ですし、将来は未知数である以上、偉い人が何か特別な係数を乗じて期待値を算出すれば、FIREの方が個人レベルではより賢い選択であると明らかになるのではないでしょうか。

 

 以上、本日もここまでお読みいただき、ありがとうございました。また後日お会いできれば幸いです。

 

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