為替ヘッジに対する考え方について
一般的に、為替ヘッジはコストが大きいため、為替ヘッジがない商品が推奨されるものと思います。
自分としても、ポートフォリオにおける主力は為替ヘッジはない商品を選定しています。
しかし、現在のような円安局面において、更に買い増すとなった場合に、仮に為替が110~120円の水準まで急速に円高となった場合には、それだけで20~30%資産が目減りすることになるため、世界的に金利が乱高下している中、全力でドル転等を行うのは怖い方もいるのではないでしょうか。
かといって、それにより投資機会を逸するのももったいないと感じるようであると、やむなく為替ヘッジのついた商品に投資するという思考に至るわけです。
かくいう私はそのような考えのもと、ここ半年辺りは、定額積み立て以上の金額をスポットで投資する場合には、為替ヘッジが付いた商品を一部活用しています。
その結果、円安は是正されず、見事にコスト負けしているわけです。
結局為替ヘッジは非推奨
今回、身をもって勉強させてもらいましたが、個人的には、日銀の金融政策が他国のそれよりも遅れて引き締めに動くことが見込まれるため、ドル高が遠からず到来することを見込んでの為替ヘッジの判断でしたが、そんな素人考えどおりにはいかないのが相場であると再認識しました。
そして、結局、どれくらいの期間、どの程度の水準まで円高が見込まれるかは誰にも分からず、何ならここからさらに円安が進む可能性すらあることを考えると、短期のつもりでの為替ヘッジは、精神安定剤以上の効果はもたらさないように感じました。
もちろん、うまくいくこともあるとは思いますが、長期で保有するほど、コストが大きくなるため、シナリオ通りにいかなくなった時点で、一部をヘッジなし商品に振り替えるなど、機敏な対応を取ることが有効であると、教訓になりました。
なお、まだ大部分持ってます。YCCの修正で今度こそ円高くるだろう・・・からの円安地獄です。
皆様も為替ヘッジありの商品の取り扱いにはお気を付けください。
本日もここまでお読みいただき、ありがとうございました。また後日お会いできれば幸いです。
追伸:無事今週の月曜日も最悪でした。
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